『オウンゴール』には全て理由がある。

事故でたまたま起こったプレーでは決してない。防ぐことができるんだと考えるべき。

 

そう教わってきました。

 

前節の湘南戦でも、相手選手が打ったシュートが味方選手に当たって、立ち上がり10秒で失点しました。不運だったという話も耳にしますが、僕の意見としては必然だったように思います。きっと防ぐことができた。理由は一つではないと思います。当たった選手だけが悪かったわけでも決してありません。ピッチに立っていた選手全員が反省しなければいけないプレーでした。

 

例えば、フットサルで起こりうるオウンゴールのシチュエーションとしては、サイドエリアから相手選手が打ったシュート性のボールが身体に当たって入ったり。ゴール前に転がったボールをスライディングで対応しようとしたものの、そのまま当たってゴールに転がってしまって失点になった等があるかなと。

 

実際、僕自身もデウソン神戸時代に、リーグ戦で、ダッシュで自陣ゴール前まで戻ったものの、相手の蹴ったボールが僕の身体に当たって失点したことがありました。

 

見方によれば、”頑張って戻ったけど防げなくて運がなかった”と思われるようなプレーだったかもしれません。だけど、実際は『防ぐことができたプレー』だったんです。この失点経験からオウンゴールに対しての考え方が変わりました。

 

オウンゴールが起こったときに振り返るポイントが僕の中にいくつかあります。

 

まず一つが”戻る位置”です。どの位置に戻れば身体に当たろうともゴールに向かってボールが転がらないか。もう一歩早く戻れていれば、より良いポジショニングが取れていたのではないか。更にこれを深堀すると、もう一歩早く戻るためには、何が必要だったのか?ということを考えられます。

 

また、相手ボールになった瞬間に判断の迷いはなかったのか?もし迷いがあったならそこを改善すべきです。自分自身にしかわからない問いなので、しっかりと自問自答する必要があります。

 

もう一つが、”身体の向き”です。ゴールに対して身体をゴール方向に向けるではなく、攻撃方向に向けられているか、いないか。これは流れの中だけではなく、セットプレーのときにも気をつけていることです。身体の向き次第で、身体にボールが当たったときに転がる方向が変わります。どの身体の向きだとどこに転がるか、ぜひ一度考えて試してみてください。

 

オウンゴールには必ず理由が眠っています。もしオウンゴールを起こしてしまったときや見かけたときは、まず一度『身体の向き』に注目してみてください。もしかすると理由が見つかるかもしれません。もちろんこれだけが理由ではありませんが、結構多い現象だったりします。

 

なにより、そのプレーに対してどこまで危機感として抱けるのか、もしくは楽観視するのか。これは各々の『捉え方』の問題になってきますが、常にトップ選手は自分自身に矢印を向けてエラーを改善しているように思います。

 

 

全てのプレーには理由がある。起こるべくして起こっている。そのことを念頭に置きながら、起こったプレーに対して修正・成長していきましょう。がんばりましょう!

 

ほなまた。

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