今日は紅白戦。

 

今週から出場が可能になるブラジル人のパカットも合流して初めての実戦形式での試合でした。

 

監督は『チーム全体の試合勘を取り戻すため』と目的を話していたけど、パカットがどれだけいまのチームに溶け込めるか、試合勘が鈍っていないか、などの試すための目的が強かったんじゃないかと個人的には捉えました。

 

チームの雰囲気も昨シーズンとは違うだろうし、なにより個々のパーソナルの部分で合わせなくてはいけない部分が多いし、コンディション的にもまだまだ本調子とまではいかないと思う。ましてやそこに言葉の壁がある。それはそれは大変だと思います。

 

僕はひとまずDFでのエラーが少なくなれば問題ないと思っていて。オフェンスに関しては、個々のインテリジェンスやテクニックの部分で、ある程度は問題ない領域まで持っていけると思ってます。ただ、DFに関しては、一瞬の迷い、ズレが生じると、それが失点に直結して試合が決まってしまうことがよくある。それは避けなければいけない。

 

だからこそ、今日の紅白戦でもDFでのサインプレーの確認や流れの中でのディテールの部分でのコミュニケーションを多く取って、パカット自身も僕自身も不安なくゲームに入ることができる状態を作りたいと思って取り組みました。

 

でも、実際はうまくいかないもので。その理由としては、時間が足りないってこと。

 

試合は常に動いていて、僕たちが修正・相談をしているうちに状況は次々と変わります。

 

『待って』なんていうのはナンセンスで、実際の公式戦をイメージしたときにそんなことはあり得ないわけで。常にそこを意識した状態で紅白戦にも臨むべきだと考えます。

 

もちろん狩野コーチが通訳をしてくれる時もあるけど、最低限の言葉をお互いに覚えることは必要で。言葉じゃ伝わらない時はジェスチャーで伝えるしかありません。

 

で、試合の合間に通訳を通して、試合中に起こったことを振り返って話を詰めていく。その小さな積み重ねが勝利に繋がると信じてます。

 

うまくいかないことも、うまくいったことも、全てを肥やしとして次に繋げていく。今日はどちらかというと、うまくいかなかった事が多かった。だけど、トライ&エラーを繰り返しながら、チーム力を上げていきたい。

 

なにより伝えるって大切。試合中は話せないと絶対にうまくいかない。てか、そもそも日本語でもコーチングができない選手はやっぱり難しいって思う。過去、僕自身、口酸っぱく『喋れ!』と罵られてたけど、近頃ようやく体現できるようになってきたかもと思えるレベルに。うん、成長。

 

コーチングするためには知識も経験も勇気も必要。若いうちから体現できる選手は素晴らしいなと改めて思った今日の練習でした。

 

 

頼もしい仲間も加わったことだし、またこんな写真のような瞬間を増やしていきたい。

 

また明日もいい練習を。

 

ほなまた。

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