水曜日はこづかやまS.K.のキッズクラスの日。

 

この日の気温は32℃。とにかく暑かった。水分補給のタイミング・休憩をこまめに取って、子ども達の様子を伺いながら無理なく練習を進めました。

 

キッズクラス

 

①フリーランニング

 

この日の最初のトレーニングはフリーランニングから。次の練習で『コーン倒しゲーム』をするために設置しているコーンを使って、ウォーミングアップを兼ねて行いました。

 

ハーフコートにコーンをランダムに設置。

 

まずは、3色のコーンの頭をタッチしながら走ります。好きな色だけでもOK!順番にタッチしてもOK!子ども達のイマジネーションにお任せです。この日は暑かったので、時間は30秒ほど。少し体を動かすだけでも十分な運動量だと判断しました。

 

その後は、同じく3色のコーンを使って、コーンの周りを1周ずつ回る、を繰り返しながら走ってもらいました。このとき、友達が回っているコーンと同じコーンを走るよりも、誰も使っていないコーンを見つけて回る方が回りやすいということを伝えました。これも時間にしては30秒ほどです。

 

練習時間:約5分

 

②コーン倒しゲーム

 

今回のウォーミングアップ遊びのメインです。

 

まずは、コーチvs子ども達で遊び方を覚えさせます。コーンを倒す役を『怪獣』、コーンを起こす役を『正義のヒーロー』とキャラ設定。子ども達にどちらをしたいか聞いてみると、やはり『正義のヒーロー』が大人気。まずは、コーチが『倒す』、子ども達が『起こす』の役割になりました。時間はおよそ30秒。コーチの体力がもちません(笑)その後、役割を交代して、コーチが『起こす』、子ども達が『倒す』で再対戦。同じく時間は30秒ほど。結果は惨敗。子ども達チームの2勝でした。

 

その後、遊び方を理解させた上で、子ども達同士で2チームに分けて対戦。ここでの時間は少し伸ばして1分ほど。注意点としては、笛が鳴ってからはコーンを触っちゃいけないことを前もって伝えておくこと。ルールを理解し、守ることの大切さを伝えます。子ども同士の対戦になると、子ども達も自然と勝ち負けを意識し始めます。だからこそ、ルールを守って、こちらも正しい勝ち負けを伝えてあげなくちゃいけません。

 

練習時間:約10分

 

 

③ドリブル

 

次は、【コーン倒しゲーム】で使ったハーフコートのオーガナイズをそのまま使用して、フリードリブルに入りました。練習を始めて1か月が経ちましたが、ほとんど手で扱う子どもがいなくなってきました。子ども達の成長スピードには驚かされます。。

 

まずは、『コーンにぶつからないこと』『コートからはみ出さないこと』を伝えた上で、フリーでドリブルをスタート。ゆっくり転がしてもOK!早く転がしてもOK!だけど、何も言わずとも早くボールを転がす子どもを褒めると、周りの子ども達も自ずとスピードを上げてました。いまの自分が出せるベストを出すことが大事です。

 

その後は、全員で協力して、キックでコーンにボールをぶつけて倒してもらいました。侮れないコーン君達。キッズの子ども達のキックパワーだとなかなか倒れません。それでも一生懸命にキックを繰り返す子ども達。およそ三分の一くらいの子ども達が倒せて、三分の二ほどの子ども達は倒せなかったようでした。楽しみながら、強く蹴る、狙い通りに蹴るといった技術トレーニングにもなるのでオススメ。この会場の子ども達も黙々と繰り返し頑張っていたので、また改めて練習メニューに加えたいと思います。

 

練習時間:約10分

 

④シュート

 

この1か月で、ブレーキ(ボールを止める)・ハンドル(曲がる)がある程度習得出来てきたので、シュートの練習もバリエーションを増やすことができるようになりました。

 

この日は、横と縦の2か所の隙間を通ってシュートをしました。これまではコーンを横に並べて隙間を作っていましたが、先ほども書いたように、ある程度『曲がる』技術も身につけることができたので、縦の隙間にもチャレンジしています。縦の隙間を通るとなると、横の隙間だけに比べて、スピードの調整が必要になります。早く転がせば転がすほど、スピードの調整が必要になるので、簡単にできちゃう子も、スピードを上げさせるような声掛けを入れることで負荷を上げることができます。

 

 

練習時間:約10分

 

⑤ゲーム

 

最後はゲームです。

 

この日は【コーン倒し】で2チームに分けていたので、そのままのチームで、フルコート使ってゲームを行いました。時間に余裕をもってゲームに入ることができたので、この日は2つのことをゲーム中にフリーズをかけて伝えました。

 

1つ目が、相手のお友達がボールを持っていたら『近づいて邪魔をすること』。離れていてもボールは取れません。近づいて邪魔をしながら守ること伝えました。また、現象として、ゴールにへばりついて守ろうとする子どもが多かったため、このような声掛けを行なった背景もあります。

 

2つ目が、『ゴールの方向』です。まだ十分にどの方向へボールを転がせばいいかを理解できていない子どもがいます。まずは、攻めるゴールの方向を確認しあって、どこに向かってボールを転がせられればチャンスになるのかを理解してもらいました。

 

今回のゲームで感じたことが、この年代でも『守備の強度が上がれば、試合内容が締まる』ということです。1つ目の『近づいて邪魔する』を伝える前はドリブルができちゃう子が独走してゴール!って場面が多かったのですが、伝えてからは実際にディフェンス(邪魔する)を頑張る子どもが出てき始めて、独走してゴールする回数が減りました。すると自ずとゲーム自体に締まりも出て、拮抗する場面も見れました。やはり守備のレベルを上げることが選手のレベルを、チームのレベルを上げることに繋がるのか?

 

練習時間:約15分

 

以上、今日の練習も楽しかった!

 

ほなまた。

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