今日は身体的に強度の高い練習が組まれました。他の選手に比べると無駄な走りも多いので、クタクタになりました。そろそろ賢く戦える選手になりたい。
急ですが、例えば、僕が監督するならどんな選手を使うか。これはフットサルを始めて間もない時から決まっています。シンプルに『頑張れる選手』です。
『頑張れる選手』とは、走れる選手、身体を投げ出せる選手、味方のために労を厭わない選手などなど。僕の中でもたくさんの定義があります。
僕が神戸のサテライトで活動していた時期、めちゃくちゃ“頑張る”選手がいました。一つ上の先輩です。とにかく練習中から100%。相手にすると、面倒くさいくらいのしつこさでDFの時はアタックしてくる、攻撃の時はゴリゴリにゴールに向かう選手でした。
とにかく味方のために走る。DFのときは身体を投げ出して守る。OFのときはガムシャラにゴールを目指す。言い方は良くないかもしれないけど、決して上手いわけではなかったです。だけど、味方として一緒にピッチに立っていると頼もしかった。そんな選手でした。その姿を見て、やっぱりこういう選手は貴重な戦力だなと感じたのがキッカケでした。
上手い選手ってやっぱ憧れます。ドリブルで華麗に抜いたり、ゴール前で仕事ができたり。フットサルは華麗な技術が目立つ競技であり、そういった印象も未だに根強いから、上手い選手はお客さんを楽しませる要素としても必要なものに違いありません。
だけど、それよりも僕は『頑張れる選手』がいてくれることが、試合を戦う上で何よりも頼もしかったりする。どれだけでも走ったり、最後の局面で身体を張って守り抜いたり。そういう力強いメンタルを持ち合わせてる選手と戦うと、自然と士気が高まるということも良くある。見る人によれば、そういう選手から出るパワーに熱いものを感じたりすると思う。
で、いま、こういう選手ってどれくらいいるのかなーと思う。上手い選手は沢山見てるけど、あの頃の先輩のように泥臭くて、力強い選手ってあまり触れなくなった。もちろん上手さも必要。だけど、どんな時も頑張れる選手を僕は目指したいし、そんな選手が好きだからこそ、そうなりたいと思う。
もうその先輩のプレーを見ることはできない。だけど、プレーで示してくれた姿は決して忘れない。だからこそ、少しでも自分自身がそういう姿を示せるように、これからも練習に励みたいと思う。しっかりいいものは伝えていきたい。
来週はFリーグ第2節vsボアルース長野。
必ず勝つという強い意志を覚悟を示したい。いい準備します。
ほなまた。