オフを挟んで、今日から再始動しました。ここからリーグ開幕に向けて積み重ねていく作業が続きます。良いことも思い通りにいかないことも、全てひっくるめて楽しかったと思えるシーズンにすべく頑張るのみです。チームメイトと一緒に最高の時間を過ごしていきます。
さて、オフ前の宣言通りに、初日からそこそこの強度の走り込みが行なわれました。毎年恒例の『バサジィ大分陸上部』の復活です。今日は40m×2往復のシャトルランを軽く10本。まだこんなの序の口です。明日からは恐怖の“高尾山”へ行くし、さらに陸上競技場にも向かうようです。本格的な走り込みがスタートします。毎回最大限の力を発揮できるように、コンディショニングにも力を入れないといけません。しっかりご飯を食べる、お風呂に入るなど、選手としてやれることを徹底的にやっていきます。とかいうこと考えると、温泉はありがたいんです。
そもそもこんな暑い時期に走り込むのは、高校サッカー時代以来だと思います。あの頃は、そもそも走り込みに何の意味があるのかさえ理解せず走っていたような。ただただ言われているから走る。練習に関しても、一つ一つのトレーニングの目的を考えてもいませんでした。考えることなんてことをし始めたのは、お恥ずかしいお話ですがここ数年の話です。走るって意味。僕の中では『自分と向き合う』って言葉が腑に落ちています。この言葉、今日コーチも言っていました。
『自分と向き合う時間』として走り込みは行われる。よく走り込みはボールも使わないし、フットボールの本質としては離れているから効果的ではないと話を聞きます。この話について、僕もそう思います(笑)だって、めちゃくちゃな距離走っても、試合ではそんな距離を走ることもないし、使う筋肉も違うと思っているからです。試合からかけ離れた練習は実戦的ではないといえば間違いないです。
だけど、走り込みはとても大事な時間だと捉えています。それが先ほども話したように、自分と向き合うことができる時間だからです。『いまの自分の力はどの程度か』『自分の目標ってなんなのか』『自分に勝つのか、負けるのか』。走りながら様々なことが頭に浮かんできます。なにより、他の選手たちと競うことは必要ではなくて、自分自身と向き合い、自分自身の弱い心に負けないことが大切です。相手と競うことは勝敗も結果として目に見えるし、わかりやすいものです。だけど、自分と戦うっていうのは、答えが自分の中でしかわかりません。どれだけ頑張っても“負け”とし続けることもできるし、簡単に言い訳も作ることもできます。それだけ自分と向き合うことは深いものだと思っています。
『自分と向き合うこと』は、自分に質問を投げかけたり、自分に問いかけたり。“自分を知る”ためのいい時間になるに違いありません。そして、最後の場面で頑張れるか、頑張れないか。きっとこの走り込みを行うことで培える能力だと思います。この能力は簡単には身に付きません。だからこそ、明日から始まる本格的な走り込みで一生懸命に走ります。この能力は身につけれるものではなくて、自然と身についているか、ついていないか。答えがわかるのはシーズン中です。答え合わせが楽しみです。
では、頑張ります! ほなまた。