固執せずに柔軟に捉える。
フットサルでは様々なシステムやローテーションがあります。その中からどのシステムやローテーションを軸とするかは監督次第です。その監督が求めていることをピッチで体現することが選手として求められていることであり、必要不可欠な能力に違いありません。
ただ、それだけを忠実に実行するだけではではおもろないし、チームとしての幅も生まれないようにも感じています。それだったらロボットでいいじゃん(笑)これは決してチームの約束事を破るということではなく、チームのガイドラインに沿った上で各々の特徴を出すということを言ってます。
例えばフットサルの話で言うと、システムとしてオーソドックスなものは『3−1システム』と『4−0システム』です。チームとしてのガイドラインを構築する上で、主にどちらのシステムを採用するかは、先程も書きましたが監督によって変わってきます。また、徹底的にガイドラインに沿わせる監督と、ある程度は自由を設ける監督とでも求められるプレーは変わるでしょう。
ただ、試合の中で、常に監督に求められているプレーができるわけでもなく、状況に応じて適応していく力も必要です。特にフットサルにおいては状況が目まぐるしく変わる競技なので、『適応力』という能力は必要性が高いと言われています。
で、そのピッチの中で監督に求められていることを完遂するためだけに、選手として固執した考えになるのは非常にもったいないように思います。(大前提、完遂意欲は必要です。)
チームの一員として、チームメイトの特徴に合わせたプレーを選択することも必要だし、その選手の能力を最大限に引き出してあげるためのプレーを選択することも必要になります。プレーを合わせてあげることも必要です。その状況に応じて、柔軟な判断をもつべきだと思います。
その柔軟なプレーを選択できるようになるためには、様々なシチュエーションの中で、たくさんの経験が必要です。よく指導者講習会で言われているのが『認知→決断→実行』です。が、近年そこに『記憶』が加わったという話を聞きました。いいプレーを繰り返すことで、それを身体と頭が『記憶』する。これこそが柔軟なプレーを生み出すために必要な要素であるように感じます。
『これだけをやる』じゃなくて、『これもやってみる』。指導する側としても『これだけやればいい』という思考にはならず、『これもやってみればいい』など、選手の主体性を大事にできる指導ができればいいなと思います。そのためにも、いまは日々自分自身の身体を使って実験していきたいなぁと思っています。
いまのチーム、成長するために必要なことを体得できるいい環境でプレーさせてもらっていると、自信をもって言えます。あとは自分の意識次第です。じゃんじゃん吸収していきます。
ほなまた。