このブログでも何度か書いていますが、フットサルで身につけるべき能力として『適応力』が一つ挙げられます。
フットサルは常に状況が変化するスポーツです。言葉を変えると展開が速いとも言えます。そこで必要になるのが『適応力』です。
まず考えることとして、試合で実践するためには練習での取り組みが必須となります。どんな練習メニューを組み立てるかによって、選手がピッチで(練習で)得られる能力は様々です。
例えば、『適応力』というスキルであれば、次のような練習メニューが考えられます。
- 攻撃方向が変わるトレーニング
- 人数が変動するトレーニング
- タッチ数を制限するトレーニング
- 制限付きゲーム
などです。
どれもフットサルでは頻繁に行われるトレーニングです。効果的にイレギュラーが起こるシチュエーションを作り出し、その状況に適応した上でプレーを選択させることができます。
いかに素早く状況を理解し、その状況にマッチするプレーを選択することができるか。認知・決断・実行のスピードが求められます。
このトレーニングを繰り返す中で、試合の中で正確かつ素早く判断できる思考・能力を身につけていくべきです。
おそらくこの適応する力はフットサルという競技の良さであると言えます。初めてフットサルに触れる方をはじめとして、これからフットサルを学びたいという方々にも伝えていくべき要素です。
いまもまだ華々しいテクニックが印象の強いスポーツではありますが、こういった思考の部分での良さももっと伝えていきたい。奥深いスポーツだということを。
ちなみにいまのチームでも頻繁に先ほど挙げた内容の練習を行なっています。僕の主観ですが、経験あるベテランはうまく対応する選手が多い印象です。
こういった現象を見ていると、フットサルは経験値が大きな武器となるスポーツなんだろうと思います。と、同時にこれから若い選手達の飛躍が楽しみです。
歳を重ねても思考は衰えない…はず。笑
ほなまた。