この前の時間に行なわれた、キッズクラスのオーガナイズをそのまま利用して練習開始。
その記事がこちら。
小学生クラス
①ウォーミングアップ
オーガナイズ 図
水色の線:コーンバー
フットサルコート全面を利用してコーンバーを設置。ちょっとした障害物感覚で『避ける』ことや、そのために『見る』。また、このオーガナイズを『うまく利用する』アイデアが生まれたら面白いなぁと思い実施。
◆二人組鬼ごっこ
◆二人組ドリブル鬼ごっこ(奪い合い)
ウォーミングアップは、まず二人組で鬼ごっこ。逃げる側は『ボールを持って』走って逃げる。追いかける側(鬼)は『ボール無し』で追いかける。タッチされたら交代はもちろん、ボールを落としても鬼は交代。終了の合図時にボールを持っている選手の勝ち。うまくオーガナイズを使って駆け引きしている選手もいました。
その後は、『ドリブル鬼ごっこ』に移行。ここではタッチではなく、ボールを奪えれば攻守交代です。これも同じく終了の合図時にボールを保持できている選手の勝ち。障害物であるコーンバーを避けたり、潜らせたり。こちらから指示はしていませんが、子ども達の自由な発想が随所に見られました。
練習時間:15分
②シュート
①と同じオーガナイズを使い、1人ボール1つ使い、ドリブルからのシュート練習。片方のゴール前にスタート位置を設定し、反対側のゴールへドリブルシュートを2種類行いました。
・コーンバーを避けてシュート
・コーンバーの下(3か所)にボールだけを潜らせてシュート
ここでの注意点は、まずは丁寧にドリブルをすること。慣れてきたらスピードアップしながらやっていくように話をしました。練習が進むにつれて、ゴール前にシュートを終えた人の『塊』ができ始めました。そのときに塊になっている人に当てちゃうのか?それとも人に当たらないように、コースを狙ってシュートするのか?はたまた避けるのか?時間を作るのか?どんな方法を選べば試合で生かせそうかを考えてもらいました。
練習時間:10分
③パス
①・②と同じオーガナイズで行いました。スタート位置も②のシュート練習時と同じです。次は2人組でボールを1球準備して、パスの練習を行いました。
練習方法は、スタートの合図とともに、ボールを持っていない選手が一つ目のコーンバーの前方に先回りして待機。その待機している選手に、ボールを保持している選手は後方側からコーンバーの下を潜らせてパス。パスをした選手は、次のコーンバーへ走って移動。先ほどボールを受けた選手は、その選手の位置を確認してドリブルで移動。同様にコーンバーの下を潜らせてパスを送る。同じ方法で、最後のコーンバーまでパスが出来たら、パスを受けた選手はゴールへシュート。を時間内、何度も2人組で繰り返してもらいました。
練習時間:10分
④ゲーム
最後はゲーム。まだ試合に慣れていない子どもも多くいるので、ルールを覚えながら進めていきました。キックオフ・キックイン・ゴールクリアランス・コーナーキック。フットサル独自のルールもありますが、ひとまずはフットサルコートで行なっている試合なので。フットサルのルールで試合を進めています。
練習時間:20分
おまけ
『ミスをしたくないからボールに触りたくない』という理由で、守備(キーパー)に専念している子どもがいました。この気持ちって理解できるんですよね。ミスすると罵られるかもしれない。ダメ出しされるかもしれない。誰だってネガティブな言葉を掛けられる状況は避けたいものです。だったら、ミスを起こしちゃう状況を自分自身で作り出さない。つまりは『ボールに触らなければいい』って思考になってしまっているんだと思われます。
だけど、ミスなんて誰にでも起こるもので。ミスをしちゃったときに味方が助けてくれたり。味方のミスをカバーできたり。こんな仲間同士での助け合いや、仲間のために頑張ることを培えるのがサッカーフットサルのみならず、団体スポーツの良さであり、大切にすべきポイントなはず。そんな団体スポーツの良さを、種目ごとにおける良さを、子ども達に丁寧に伝えていくことが指導者に求められている要素であるはず。また裏を返せば、いまの練習環境はミスを起こしにくい状況・雰囲気でもあるということ。『ミスを起こせ』とは言わずとも、誰もがのびのびとプレーし、誰もがチャレンジできる環境・雰囲気づくりを目指していかないといけませんね。