少しの修正で劇的にプレーが変わると、そのプレーを忘れないでほしい。きっとその積み重ねが素晴らしい選手へと成長する手段の一つです。トレーニングの種類も様々で、答えも無数にある。だからこそ、いい感触があったときはそのプレーを忘れず、次回同じミスを繰り返さないことを大事にしたいです。

 

今日は、練習のウォーミングアップで【5対3】のボールポゼッションをしました。ここでは詳しい練習方法は記しませんが、この【5対3】は止まった状態は少なく、攻守において動きがあるトレーニングです。となると、攻撃時にはいち早く的確なポジションを見つける作業が必要になります。

 

トレーニング序盤、僕らのチームはなかなか上手くボールを回すことができませんでした。僕はそのときに原因は、的確なポジション配置ができていないからだと考えました。(決してこれだけが答えではありません。)攻撃時に、ボックス内に5人いるならば、それぞれの『辺』に一人ずつ、ボックスの『真ん中』に一人。この配置がバランスが取れたポジショニングだと考えています。ただ、今日の序盤は、一つの辺に2人入ったり、真ん中に人が居なかったり。うまくポジションを見つけることができていませんでした。

 

こういう上手くいかない状態のとき、僕はあえて何も言いません。それは、もしかすると自分自身が知らない新しい解決策が見つかるかもしれないからです。誰かが気づいて声を掛けてくれることで答えが見つかることがあるかもしれないし、やり続けているうちに自然と答えに行き着くこともあります。どちらにせよ、答えは無数にあると思っているので、練習の中で自分の答えがあったとしても、あまり自己主張はせず、新しい答えを見つけることに楽しみを見出しています。それぞれの考え方を聞けると、それはすべて自分の引き出しに入れます。新しい発見は楽しいものです。

 

ただ、今日は、一向に上手くいく気配がなかった(笑)あと、僕自身が最年長ということもあり、周りが発言することに気を使っていたのかもしれない。(そうだとしたら立ち振る舞いを見直さなきゃデス。)そんなこんなで、ポジショニングについてだけ発言しました。『四辺と真ん中に人を配置する』ことです。それ以上は言いませんでした。でも、実際の現象として、そこからボールを奪われなかった。結果的にいい方向に進みました。

 

ついでに言うと、それぞれがいち早く自分のポジションを見つける。このときには、他の選手の位置を確認する作業が必要なので、攻守が切り替わる際には周りを『見る』作業が入ります。こうやって小さいことのように思えることでも、実際の試合に繋がることも多々あるので、早く気付くことは選手の能力としても大事かもしれません。みんなもともとのポテンシャルが高いので、少しした【法則】に気付けたら、そこからは伸び代しかありません。羨ましい。。笑

 

物事には、ちょっとした“コツ”や“法則”があったりすることが多いです。そのコツや法則に気付いて自分のモノにすることができれば、自信にも繋がるし、経験値としてもこの先活かせることが多くなります。僕自身、新しい答えを見つけること好きですが、今日の出来事から少し考えを改める必要もあるかもしれません。最年長という響きは決していいものではありませんが(笑)、ヒントを拾う側から、ヒントを与える側としても仕事を見つけていきたいと思います。成長するチャンス!

 

 

これ、5人でポゼッション時のいいポジショニングの例ですね(笑)

 

ほなまた。

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